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お腹が痛い

春日井市/高蔵寺/神領/志段味/

のじり内科クリニック

お腹が痛い(腹痛)とは

診断がつかない約70%の方は、ひとまず緊急対応の必要性を判断して経過観察可能であれば経過をみていただきます。

ほとんどの方は改善する事が多いですが、時間が経ってから症状がはっきりしてきて後日診断となることもあります(後医は名医といわれる所以かもしれません)。

腹痛の原因

腹痛の原因について専門領域毎にまとめてあります。赤字で書いてある疾患は緊急性が高いため、我々が見逃してはいけないものです。

これはあくまでもよくある病気であり全てではありませんので、症状が強い場合や改善しない場合は早めに受診するようにしてください。

専門領域ごとの原因
専門領域   特徴
消化器(胃・大腸)系

胃炎/消化性潰瘍

みぞおち付近の痛みで、食事や空腹で悪化する。出血した場合は黒色便を伴う。

急性胃腸炎

下痢や嘔吐を伴う。数日以内で自然に治まることが多い。

虫垂炎

右下腹部で痛みが強い。下痢はなく次第に強くなってくる。痛みがみぞおちから移動してくることあり。

消化管穿孔

力が抜けないぐらいの腹部全体の痛み。発熱を伴う事が多く、痛みの波がない

潰瘍性大腸炎/クローン病

腹痛、下痢や下血が3週間以上続く。若年者に多い。

過敏性腸症候群

排便すると一旦は腹痛が軽快する。長い期間続く。ストレスで悪化する。

悪性腫瘍

長期間継続して、徐々に悪化する。血便や体重減少を伴う。他の専門領域の腫瘍でも起こりうる。

肝・胆・膵臓系 胆石症

食後30分~1時間後に右上腹部や背中(右側)に痛みが出る

胆嚢炎

胆石症の改善が乏しい場合に胆のう内に感染を起こす。右上腹部の痛み+発熱を伴うことがほとんど。

胆管炎

胆のうから胆汁が出た先の胆管の流れが悪くなり(結石や腫瘍など)感染を起こす。尿の色が濃くなったり身体が黄色くなる(黄疸)ことも多い

急性膵炎

みぞおち~背中の激痛。アルコールや胆石性など原因は多岐。

泌尿器系 膀胱炎

下腹部が痛く、排尿時の痛みや残尿感、発熱を伴う。

尿路結石

脇腹から背中にかけての痛み。背中を叩くと痛い。血尿が出ることもある。

精巣捻転

下腹部痛として訴えられることも多く、消化器疾患と間違われ診断が遅れることがある。陰嚢浮腫や圧痛、持ち上げると痛い。

婦人科系 卵巣捻転

圧迫感や持続する痛み。痛みの波が乏しい。

子宮外妊娠/流産

突然の下腹部痛。不正出血を伴う。

月経痛・排卵痛

生理周期に関連して定期的に起こる

痛みの性状による緊急性

腹痛といっても場所や症状の出方、感じ方で様々です。どのような性状かで緊急性が高いかどうかの大まかな目安としています。

☑鈍痛や不快感

☑食後1-2時間(特に油物摂取後)にどーんとする

☑便が緩くなったり硬くなったりする

☑ぐるぐると音がなって全体的な痛み


▼▼以下の症状は緊急性が高い可能性あり

右下腹部に限局する痛み(虫垂炎疑い)

耐えられないほどの痛み

急激に発症

だんだんと悪化してくる

下血、吐血、発熱、冷や汗、意識消失などを伴う

 

腹痛の時に行う検査

腹痛で受診された場合、まず大事なのは丁寧な病歴聴取と身体診察です。多くの方がこれだけで診断がついたり、不要な検査が避けられます。

前述した緊急性が高い病気や症状の場合は採血・レントゲン・腹部エコー・内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)・CTなど想定される病気によって検査が選択されます。

 

腹痛で困った場合

腹痛で悩まれる方はほんとうに多いです。当院は腹痛の診察でもっとも関わることが多い消化器内科を専門としております

緊急性がある病気の診断はもちろん、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎/クローン病)といった特殊な病気、医学的な緊急性が乏しい精神的な腹痛も幅広く診断と治療が可能です。

内視鏡を用いた精密検査まで対応しておりますので、腹痛で困った場合はお気軽にご相談ください。

 

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