設立理念
設立理念について
当院の設立理念は1999年の開業時に下記のように記しておりました。その時の医療の問題点や患者さんの不安や不満を解消していこうと院長が当院で取り組んで試行錯誤して約25年経過いたしました。
私(副院長)が医師として働き始めた時には院長が開業時に思っていたであろう医師の傲慢な態度・説明不足やプライバシーの問題は全体としてかなり減ってきていたのではないかと思っております。しかし、まだまだお互いのコミュニケーション不足などから問題が生じているのは事実です。
今後クリニック承継にあたって当時の設立理念を引き継ぎ、さらに相互理解が深まるような診療を継続していきたいと考えております。そしてDX化などの導入も行っていくことで現代ならではの不満(待ち時間や受診回数を減らしていくことなど)の解消にも努めていきます。
AI化を含めて対人的なことが減少していくことは今後避けられませんが、医療の全てがAIに置き換わることはないと思います。当院受診された時には、やはり対人コミュニケーションは大事だなと思っていただけるような診療を行っていきます。何でも気軽にご相談いただければと思っております。
(2024年8月 副院長記)
どうして開業に到ったのか
私が約20年の間、内科勤務医として臨床経験を積む中で、さまざまな反省が生まれました。
- 医者にかかって話をする時に回りの人に自分の会話が筒抜けになっていて嫌な思いをされた経験はありませんか?
- 検査の結果について十分な説明を受けられずに医者を変えたことはありませんか?
- 例えば内視鏡検査を受けた後で、写真を見て十分に納得できる説明を受けることが出来ましたか?
- 検査を受け結果を聞くまでに何度も病院に足を運ばねばならず、長い間不安な時間を余儀なくされたことはありませんか?
- 転医を希望したり、紹介状を要求したときに、断られたり嫌な顔をされた事はありませんか?
- お金を払う際にその内容が分からないまま、何だか・・?と感じたことはありませんか?
医療機関を利用されます方々の立場から考えますと、さまざまな「直さなければならない部分」が今までの医療のあり方の中に潜んでいました。
上のようなことは、医療上のシステムや医療機関の構造問題に端を発する場合もあり大きな組織になればなるほど解決が難しい問題でもあります。
またそれが当たり前のこと、仕方のないことのように思われてきた経緯があることも事実です。(これこそが上述の反省です)
そんななかで、とりあえず出来る改革は何かと考えた時に生まれた結論を一つの形として具体化したのが私どものクリニックで、その改革こそが私どもの希望でもあります。
「診療上のプライバシーの守秘とその診療情報の共有化」がその基本理念です。
体調がすぐれないときはもとより、日常生活の中で健康に疑問を感じられたとき、症状もないのに健診などで異常を指摘されたとき、どうぞ、私どもの施設をご利用いただき、お気軽にご相談下さい。
(1999年開院時 院長記)